Apple Computer R&D担当上級副社長デビッド・ネーゲル氏
初日(21日)の13:00よりApple Computer Inc. R&D担当上級副社長デビッド・
ネーゲル氏による「サイバーメディアへの挑戦」と題された基調講演で、
氏の解説進行でAppleの新技術を紹介し、担当者が都度デモンストレー
ションを実施するという形で進められた。
- Copland日本語版
- MacOSの次世代OS、Coplandベータ版の日本語版が公開された。
より使い勝手を向上したDrag &Drop によるファイルコピーや、ウインドウ
デザインを簡単にカスタマイズするなどのデモが行われた。
また、このCopland上でPhotoshop日本語版の現行バージョンが問題なく
起動し、フィルタ処理などが正常に実行されると会場内は拍手が巻き起こった。
- Chinese Dictation Kit
- Appleのアジア戦略の一つとして公開されたテクノロジ。中国語の
キーボード入力は大変困難であるため、それを支援するテクノロジとして
中国語による音声入力機能、Chinese Dictation Kitが披露された。マイクで
中国語を話すとそれが見事に変換された。(ただ、それが正しいかどうかは私に
はわからなかったが(^^; )。
- CHRP用MacOS
- 壇上に何台かのMacintoshやPippinなどがおかれている中、1台だけ
「センスの悪いデザインのマシンがあるが...」といった感じで紹介されたマシンが
IBMのCHRP(PPCP)機である。
このCHRP機上でMacOSが動き、日本語ワープロソフトEGWordが動作し日本語の
入力も問題なくできることを実行して見せた。
このほか、OpenDocベースのインターネットコンポーネントCyberdogや、
$500インターネット端末としてだけではないことを強調するPippinなどが
紹介された。
詳細内容はアップルコンピュータのWebサイトの
こちらに紹介されている。
また、ネーゲル氏の実際のスピーチ内容も
QuickTimeサウンドでアップされている(約30秒・282KB)。
ich@bekkoame.or.jp